神奈川工科大学教授・一色正男のホームエレクトロニクス研究室サイト

SmartiLab - HOME ELECTORNICCE INFORMATION LABO.

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Home Energy Management System(ホームエネルギー管理システム)の略で、家庭におけるエネルギー管理を支援するシステム。住宅内のエネルギー消費機器をネットワーク接続し、稼動状況やエネルギー消費状況の監視 、遠隔操作や自動制御などを可能にする通信システムのことです。国による補助金制度もあります。

hemsとは

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「HEMS」の大きな特徴は2つ。「見える化」と「コントロール」です。どれだけのエネルギーが、いつ、どこで、何に使用されているかを「見える化」し家中の機器を一括してコントロールし、さらに自動的にエネルギー使用量を最適化することにより「省エネ」「蓄エネ」といった付加価値も生 まれます。

 電力消費のデータを収集し、人を感知して電源のオン・オフを自動的に行ったり、生活パターンを学習して自動的に消費電力の最適化を行ったりする家電製品を情報家電といいますが「HEMS」はそこからさらに一歩進んで、家中のこれら家電製品や他のエネルギーを使用する製品を 、住宅全体として管理しようという取り組みのことです
あらかじめ最大使用電力を設定しておけば、家の総使用電力が設定量に達したときに、遠隔操作または自動でエアコンの温度設定を変えたり、優先順位の低い機器の電源を切ったりすることができます。

太陽光発電や給湯設備を連動させたエネルギー管理システムや、HEMSと電気自動車などを連携させ、「表示・制御」に「蓄電」の機能を付加することなどでリフォームや新築する際に、HEMSをずっと導入しやすくなります。米国でもセンサーとIT技術を利用した次世代電力網の構築が 始まっていて、見える化」と電気使用量の支払いなどを可能にする「スマートメーター」や、電力供給量を自動調節したりできる「スマートグリッド」の導入などHEMSをはじめとしたエネルギー管理システムの進歩は着実に進んでいます。

米国でもセンサーとIT技術を利用した次世代電力網の構築が始まっていて、「見える化」と電気使用量の支払いなどを可能にする「スマートメーター」や、電力供給量を自動調節したりできる「スマートグリッド」の導入。日本国内でも将来同様の取り組みが導入されるようになるのではないでしょうか。

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一色教授コメント

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